コピック、できる子。
わたしがメインで使っている筆記具は、万年筆です。
万年筆を使うようになってから、ノートにマーカーを使わなくなりました。
だって滲むし。
なので、手書き部分にマーキングしたいときは、印を描いたり、四角く囲んだりしていました。
しかし、先日偶然見つけたのです。
万年筆が滲まないマーカーがあることを。
それが、コピック。
コピックといえば、絵描きさん御用達のあのマーカーですよ。
わたしも中学生の頃、めっちゃ使っていましたよ。
美術の宿題にコピックを使って、クラスでひとりだけ、画用紙に裏抜けさせていたっけ。
コピックを普段のノートに使うという発想がなかった。
でも、万年筆の上から塗れるなら、使ってみたい!
その前に、本当に滲まないのか、まだ少し疑っているので、試してみました。
ここに、さらさらーっと……
おぉ!!
本当に滲まない!!
これはいいですよ。
ネットで調べてみたところ、イラストの主線を万年筆で書く人もいるとか。
これなら、ノートに蛍光ペンがわりに使える!!
しかし。
コピックを使ったことがある方なら、ちらっと頭をよぎるんじゃないでしょうか。
「コピックは裏抜けする」ということを。
では裏側も見てみましょう。
ぴらっ!
oh……
やっぱり。
といってもこのノートは万年筆がすでに裏抜けするものなので、もはや諦めているのですが。
もう一冊使用中のロイヒトトゥルムは、軽くさーーーっと塗ると、ぎりぎり抜けないみたい。
うまく使えば、快適な万年筆ライフにも役立ちそうです。
マステまきまき
今さらなんですが、先週、LOFTでこちらを発見しました。
マステを持ち歩くことについては、これまでもいろいろな商品が出ていましたが、結局これまでどの商品にも手を出していなかったんですよ。
でも今回、このmacoと目が合ってしまいました。
ペンケースに入れて持ち歩けるとは、何て便利な。
つい「What a marvelous sea I am in!」(La’cryma Christi/南国)を口ずさんでしまいました*1。
ただひとつ問題なのは、わたしは不器用だということです。
えぇ、不器用です。
編み物も縫い物もやるけど、編み目も縫い目も揃いませんし、小学生の頃は彫刻刀で派手に親指を切り、先日も人差し指をカッターでざっくりいったばかりです。
綺麗に巻き取れるわけがない。
けどこんな自分でもうまく巻けたら、この商品は優れものだということです。
では早速巻いてみます。
パッケージの下の方に付いているコマキ芯と小巻き器を使って巻きつけます。
こんな感じの器具です。
マステの端っこをまっすぐ貼り付けて……
小巻き器の周りにマステをくるくるさせていくと……
巻き上がります。
幅が15mmのものなら、小巻き器が上下のブレを防いでくれるので、筒の端がガタガタにならずに巻けます。
試しに幅が狭いものも巻いてみたのがこちら。
まぁ……許容範囲かと(汗)。
本体にセットして完成です。
本体の黄色の部分には、小巻き器と予備のコマキ芯を入れておけるので、別売りのコマキ芯を買い足して、持ち歩く種類を増やすこともできますね。
公式サイトではもっと幅広なマステの巻き方も載っていましたので、是非トライしてみてください。
今年の結論
今年もこの季節がやってきました。
そう、来年の手帳を決める季節です。
プライベート用は、先日大量にノートを購入したせいで、バレットジャーナルを続けることにしたので、仕事用の手帳を検討します。
現在使用中なのが、こちら。
週間バーチカルで管理するほど分刻みのスケジュールでもなく、週間部分に程よいメモスペースもあり、後ろ半分はたっぷりノートが付いているので、これを使っています。
1日1ページのもの*1も使っていたことがありましたが、日によって書きたい量がまちまちだったり、Aの案件のメモを書いた日にBの案件の現場に行くと、Aの内容をチラ見されそうなのが心配だったりで、合わないんですよね。
しかし、今使っている週間ノートも週間部分と後ろのノートで、ページを行ったり来たりしないといけないのがちょっとストレス。
例)朝のミーティングメモは週間部分に、午後の会議メモはノート部分に書いているとき。
それなら仕事でもバレットジャーナルをやればいいのでは?
バレットジャーナルなら、週間カレンダーを書いた直後にデイリーログを作れるし、一日のスペースに制限がないから、手帳の中で時間軸が通る!
いやいや、ただでさえ仕事が遅くてタスクを飛ばしまくりなダメ会社員のわたしには、毎回マンスリーページやウィークリーページを仕立てるのは無理だわ。
しんどくなって、結局普通の手帳を買いに行く方に100円。
ただ、タスク管理やカレンダー以外のページの管理方法など、取り入れたいところはある。
では、こうしよう。
(写真が暗いな……)
①は今のタスク。
②はその日の予定。
上段が午前。
中段が午後。
下段が時間外。
③には軽いミーティングの内容。
後半のノート部分には全てページを振っておき(隅っこに手書きで)、その日の会議内容は何ページなのか分かるように書いておく。
また、ノートページは初めの3ページほどを空けておき、目次を作る。
来年はこれでいこう。
結論。
今年と同じタイプの手帳で、使い方を見直す。
あぁ、スケジュールとタスク管理が上手な大人になりたい。
嫌なことはついつい後回しにしてしまうタイプです。
*1:ほぼ日もEDiTも
鉄道と文具とバレットジャーナル
突然ですが、わたくし文房具も好きですが、鉄道も好きです。
ゆるーく鉄道好きなので、「ゆる鉄」を自称しています。
そんなわたしが関空に行くと……
こーんなものを見つけてしまいます。
国内外の航空会社が関空とコラボしているノートです。
あれ、航空会社とのコラボだと思っていたのに、南海ともコラボしているじゃないですか!!
きゃー!!ラピート!!
これは買わずにいられない。
実はこれ、南海とのコラボ第2弾なんだそうです。
第1弾はどんなのだったのかなー。
ラピートの後ろに見えている、グレーのノートは南海11001系、赤いノートは赤備え列車です。
さらに後ろに見えているのは、ジェットスター(オレンジ色)とJAL(赤色)です。
乗ったことがある会社だと、つい買ってしまいそうになりますね。
peachのもありましたが、流石に6冊は買いすぎだと自重しました。
でもAIR DOがあったら、買ってしまっていたかもしれません。
さて、この5冊、どうやって使い切るか?
眺めてにやにやしてもいいのですが、やっぱり文房具は使ってなんぼですよね。
というわけで、バレットジャーナルをやってみることにしました。
でもバレットジャーナルって、ネットで調べると綺麗に装飾されたデザイン性の高いものがどんどん出てきて、なんだか気後れするんですよ。
「カリグラフィ習ってるんですか?」
「デザインのお仕事されてるんですか?」
「イラストレーターさんなんですか?」
とか聞きたくなるレベル。
そんなのは到底作れませんので、出来るだけシンプルに、必要最低限でスタート。
カレンダーページなんて、年月日が分かれば、書体なんてどうでもいいのです。
いろいろ書くのが好きなくせに、1日1ページノートの空白を作っては後悔しているわたしにも、多少の適性はあるはず。
結構ルール無視なので、デイリーに長文書くし、いろいろめちゃくちゃですが、とりあえずやってみるべし。
作り始めてから、気付いたんですけどね。
このノート、めっちゃ裏抜けします。
紙はそれなりの厚みを感じるのに、万年筆が裏抜けするんですよ。
マーカー類も。
この裏側が
こんな感じに。
ボールペンやドローイングペン使いの方には向いているかもしれません。
このノート、どのノートが元のモデルなんだろう。
しかし、見た目が気に入ってしまったこのシリーズ、きっと使い続けてしまうんじゃないかと思っています。
※ひねくれ者なので、「index」とか「future log」とか書けないんです。
そしてI'veヲタなので、「Key」と言われるとラスリグや鳥の詩を歌い出しそうになります。
あっ、「もくじ」じゃなくて「禁書目録」って書けばよかったのかな。
写経と筆ペン
京都の大覚寺は、写経道場として有名だそうで、いつでも写経をすることができます。
わたしも1年ほど前から大覚寺で写経をしています。
筆と墨を使うところもあるのでしょうが、大覚寺では筆ペンでできるので、特に書道の心得がなくても、気軽に始めることができます。
用紙に薄く印刷されている文字をなぞるだけでいいですしね。
継続的に写経をするとなると、筆ペン選びも重要です。
大覚寺で販売しているものもあるのですが、文具店で売っているものでもいいので、ちょっと探してみることにしました。
ぺんてる筆<つみ穂>
まず選んだのが、ぺんてる筆<つみ穂>。
カートリッジ式で、軸をつまんでインクを出すやつですね。
いい感じでした、書き始めたときは。
ところが。
中盤に差し掛かると、文字が掠れてきました。
インクを出そうとつまんでみました。
ぶちゅっ!
わたくし不器用でして、出し過ぎました。
用紙にボタ落ちする悲劇は免れたのですが、インクが出過ぎて後半の文字が滲みまくりのぶよぶよで、見るに堪えない出来になってしまいました。
うーむ、写経の場面では使いこなせない。
くれたけ 美文字筆ぺん 毛筆中字
続いて選んだのが、くれたけ 美文字筆ぺん 毛筆中字。
これは軸が持ちやすい。
習字のときの筆みたいに、首の部分が少し太くなっていて、手に合う感じ。
しかし、線がやや太めで右払いが綺麗に出せない*1。
画数の多い文字は潰れてしまう。
あかしや 新毛筆 [古都]
次はあかしや 新毛筆 [古都]。
こちらは千代紙を巻いたような美麗な軸が特長。
うん、書きやすい。
太めではあるけど、きちんと折れや払いが出しやすい。
でも、他にも書きやすい筆ペンがあったような……。
あっ!
大覚寺 御写経筆
思い出したのは、初めて写経をしたときに、受付で借りた筆ペンでした。
この筆ペンは、その受付で販売しています。
ただ、みたところ普通の筆ペンで、どこかのOEMだろうと思うけど、どこのものだか分からない。
試しに受付で買って使ってみたところ。
やっぱりこれが書きやすい!
太さもちょうどいいし、払いやすい。
最初からこれを使っておけばよかったんだ……。
というわけで、最終的には大覚寺ブランドに落ち着きました。
他のものも筆ペンとしては優秀なので、ご祝儀袋とかで活用していこうと思います。
最後に今回登場した筆ペンの皆さんがこちら。
あっ、ぺんてる筆を忘れた!
あのよく見るグレーの軸のやつです。
そして書いてみた感じはこちら。
字が下手なのは許してください。
上手な字を何度もなぞって、いつか自分もうまく書けるようになっていたらいいな。
*1:自分の技術不足は十分に自覚しております
万年筆とインクとノートの相性
仕事中でも万年筆ユーザなわたくし。
今のところ「これだ!」というノートに出会っていないので、今使っているノートが終わったら、次はどのノートを買うか、悩まなくてはなりません。
いろんな方の記事を読んで、購入候補を絞り込み、自分の環境に合うかを試した覚え書きを残しておこうと思います。
試したペンとインクの組み合わせはこちら。
①LAMY サファリ(EF) × LAMY ブルー
②LAMY アルスター(EF) × LAMY ブルーブラック
④ナガサワオリジナル クリア万年筆 × Kobe INK物語 東遊園地トーチオレンジ
ミドリ MDノート
まずはこちら。
今回用意した中では、一番紙がしっかり張りがある感じ。
これは絶対裏抜けしないでしょ!
おぉ、滲みなし。
裏抜けもなし!
ただ、難点は……
方眼の線がうるさい!
もっと薄っすらとグレーでさりげなく印刷されている罫線が好きです。
それからもうひとつ。
写真は用意していないんですが、仕事で使っている組み合わせ「パイロット キャップレスデシモ(F)× LAMY ブルー」で書くと、インクが乗りにくいんですよねぇ。
インクが弾かれている感じ。
上の写真のように、サファリやアルスターでLAMYのインクを使ったときはしっかり書けるのに。
インクフローの問題?
ツバメノート
続いてはこちら。
MDノートに比べて、紙は薄め。
そしてノート自体も薄め。
ほぼ日カズンのカバーにEDiTの週間バーチカルとトラベラーズノートの輪ゴムでジョイント*1して使うことにしているので、この薄さはポイント高い。
うん、滲みもない。
薄いのに裏抜けもしない!
すばらしい!
方眼の濃さも好み。
ライフノート
最後はこちら。
なんかこの表紙、ピアノの楽譜みたい。
バイエルとかこんな感じじゃないですか?
紙はツバメよりつるつるした感じ。
ん?
んん??
あぁー、一部滲んでる。
残念。
今使っているノートも、このインクが部分的に滲むんですよね。
ライフノートもか……。
裏抜けはなし。
結論
わたしの環境にはツバメノートがぴったり!
これでしばらく気持ちよく文字が書けそうです。
余談。
ナガサワのクリア万年筆、フローが渋い。
個体差かもしれないし、手入れの問題かもしれないのでなんとも言えませんが。
どのノートでも何回かなぞらないと出てこなかった。
次にインクがなくなったら、しっかり洗うことにします。